ミュージカルのメガホンをとったジョージ・シドニー監督が初めてエルヴィスと組む。ストーリーはシンプルだが、スピーディーな展開で歌と踊りも好調。同じようで全然違うエルヴィス映画の誕生だ。

今回は賭博の街/ラスベガスを舞台にレーサーに扮して活躍。
エルヴィス映画の最高傑作となった本作はGWロードショー作品としてスマッシュヒットをかっとばした。

タイトルバックはラスベガスの夜景もふんだんに美しく期待させる画面。
日本タイトルは<ラスベガス万才>、原題も同じだが、制作当初は<LOVE IN LASVEGAS>だった。英国では<LOVE IN LASVEGAS>で公開。
これまでエルヴィス映画は1枚看板だったが、この作品では当時売り出し中だったダイナマイト娘アン=マーグレットと2枚看板になった。

上空から撮ったラスベガスのダウンタウンの光景が映し出される。
オープニングは勿論、ロックンロールの名曲となったテーマ曲<VIVA LAS VEGAS >

ラッキー・ジャクソンはレース用のクルマにのせるエンジンの費用をイチかバチ、ルーレットに賭ける。

見事念願のエンジンを手に入れることができる金を手にする。
ライバルのエルモ・マンチーニ伯爵に腕とクソ度胸を見込まれドライバーにならないかと誘われるが「優勝するのは自分だ」と断る。

クルマを見せてほしいと頼んでクルマの下のもぐったが---。いかした脚と声が。