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 まだエルヴィス・プレスリーもジェリー・リー・ルイスも登場する前だ。51〜54年くらいの3年間、小さな緑のラジオで聞いてたんだ。聞いた瞬間、これは素晴らしいと思った。教会みたいだった。流れていた音楽の大半は黒人の教会音楽だったが、メッセージは同じだった。だから余計に聞いた感じのカッコよさに心惹かれたんだ。
 そこからエルヴィス・プレスリーにつながるわけだよ。
 でも、エルヴィスをラジオで聞いて、テレビで見た瞬間、終わったんだ、黒人音楽への憧れがね。
 「これが俺達の音楽なんだ」ってわかっちゃったからさ。
 それでWLACをやめて、ロックンロールばかりを聞くようになったんだけど、エルヴイスが兵隊に行って、映画に出るようになると、バブルガムみたいなアーティストばかりが出てくるようになって…
 また、自然とWLACを聞くようになった。
 ある時、地元のストアのジューク・ボックスで曲をかけようとしたら、妻のリンダが.、"Play,What I'd say "(私が言うやつをかけて)というから、「何を?」って聞くと."What 
          I'd say "(私が言ったことよ)という。
 「何だって?」
 「だから"What I'd say "って曲があるの!"って。それでかけたのがレイ・チャールズの曲"What'd 
          I say "だった。
 その時、エルヴィスは彼方に消えてしまった。
 ダン・ペン
 (ダン・ペン&スプーイー・オールダム)
 
 
 俺達がパンクと呼ばれようと呼ばれまいと、俺たちは自分たちの音楽を演奏しているだけさ。ニューヨーク・ドールスだって、レッドツエペリンだって、俺はパンクだと思う。
 パンクってのはアティテュード(態度)のことだからな。
 ボーイ・ジョーイだって。----あれは違うか?(笑)
 
 ザ・ダムド
 
 
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