責任とはなにか
●エキスパートが
●上司から数値目標を予告され
●自ら実行計画を起案し
●両者の合意の上に
●実行を約束して
●その目標を達成する
数値責任を果たせない場合は現実には少ないのが正常です。
なぜなら果たせる能力が確認されない限り数値目標を達成する一連のプロセスの手続きは始めないからです。
能力の確認は起案した実行計画と実行能力によって行います。
マネジャーなどエキスパートが受け持つ数値責任制度を採用するのが、挑戦的な会社の際立った特色です。
意欲的な会社なら数値責任制度を無視した展開はしないものです。
数値責任制度では。果たせる能力の確認なしに責任を云々できません。
もし不足があるなら事前に不足する能力を育む教育を行うのが普通です。
この場合、能力の確認もせずに委譲した責任を上司が問われることになります。
会社思い、遅刻せず、休まずといった勤務の慣習は美徳であっても理想ではありません。
なぜならそれだけで人を幸福にすることはないからです。
数値目標が達成されるということあってこそ、会社思い、遅刻せず、休まず美徳になり得るのです。
義務とはなにか
●命令によって実行が要求された行為を、その通りやりとげること
●全従業員は身分や階層に関係なく義務を負っている
●その根拠は労働契約に基づいており、エキスパートが育成されているかどうかとは関係がない
義務を果たすための5つの条件
1)命令を正確に理解すること、
それには確実な聞き取り、読み取りができ、忘れないでいる能力が必要です。
2)命令が明白に表現されること
3)本人に命令が実行できるだけの能力があること
4)事前に不足する能力の発見と、充足する教育が実行されていること
5)評価が行われていることが必要
●義務を果たせない人は、上記の5つの条件の内、どれかが欠けています
●5つの条件の内、4つの条件は上司側に原因があります
●エキスパートの負う責任は「義務」プラス「他」です。
義務を果たせない場合、どうするのか
●どのような作業が出来なかったのか
できなかった原因として、本人にどんな過失または怠慢があったのかを確認
●どうすべきだったのか
●同じミスを起こさないように、今後どの部分をどう変えるべきかを対策する
●反省(上司の誘導で、本人に確認させることが「反省」)
●義務違反の場合は上司側または本人側の反省は不可欠
権限の委譲
●権限の委譲は特定の職務に対して発生するもので、
一般の義務は職位に付帯して発生しているものです
●委譲されるのは、部下にすれば自分のスキルが向上した証明です
●トレーニングの時期は権限委譲の質と量を獲得するチャンスです
●権限を委譲された場合は、委譲された範囲の権限に伴う責任を果たす義務があります
●権限を委譲された場合には、委譲者に対して行動の都度の報告が義務となります
責任の所在について
トップ、管理者、起案者、命令・指示した上司、実行者、代行者など責任を引き受ける立場のひとが多数存在しますが。その責任の所在は、状況によって変わります。
その事例を次のリストアップします。
●責任は命令・指示を出した上司に対して負います
●責任は命令された部分(職務)についてのみ負います
●責任は常に個人が負います
●職務が果たせないときには、必ず不利益な取り扱いを受けます
●職務が果たされなかったとき、トップマネジメント(取締役)は機会を損失の責任を負います
●経営管理者は他社で出来ていて、自社で出来ていないためにミスが発生した場合は責任を負います
●起案者、実行者は責任を負わない、決定者が負います
●命令や規程の結果が悪い時は、決定者または命令者または修正担当者が責任を負います
●代行者及び委譲権限行為は、与えた者が責任を負います
●りん議と提案とは、承認者と許可者とが責任を負います
●会議事項は参加者中の上位者が責任を負います
●トップ決定によるものは、起案者が責任を負います |