- 商号(会社名):
一目見ただけで取引先から覚えられるぐらいのインパクトがある名前にしましょう
但し、会社法上の決まり事が遵守していることが条件です。
- 事業目的:「どのような事業を行って利益を生み出すのか」を明文化します。
- 本店所在地:定款を作る時までに、会社の本店住所を決めておく必要があります。
自宅にするのか、新たに事務所を借りるのか、レンタルオフィスなど、いくつかの選択肢から選びます。
- 資本金:資本金は、あなたが始める株式会社の元手となる資金です。資本金を使ってパソコンや業用車など会社の運営に必要なヒト・モノを確保した上で、最低半年の運転資金をまかなえる額を用意するのが一般的です。
- 資本金を出す株主の構成:上記の資本金を誰から調達するかです。
- 取締役会の設置の可否
経営判断に介入してきそうな者がいる場合は、取締役会の設置の有無を考える必要が出てきます
。
- 事業年度の決定:事業年度は会社を運営する上で大切な要素です。税理士からのアドバイスを受けやすい時期にしたり、免税機関を長く取ったり、住民税の均等割の支払額を少なくしたりなど考慮しておく必要があります
- 会社の印鑑を4種類用意:株式会社の設立登記の書類や定款に早速、会社印が必要になる箇所があります。
また、会社運営を始めてから頻繁に使うようになるものもあるため、最初に4種類の印鑑を用意しておきます。
- 印鑑証明書:印鑑証明書は、次項で解説する定款の認証時と登記時に必要になります。あらかじめ取得しておきましょう。
- 登記手続き費用:登記手続き費用の項を参照してください。
本店所在地の決定
将来本店移動の可能性がある場合は、番地まで登録せず大きなくくりで登録しておくと、変更手続きが不要になります。(届け出する法務局で定款作成前に確認してください)
登記手続き
- 定款:
- 資本金の払込証明書:定款で記載している資本金額が実際に入金されていることを証明する書面
- 発起人の決定書:本店所在地が発起人の同意をもって決定されたことを証明する書面
- 設立時役員の就任承諾書:会社の役員になるメンバーの承諾書です。
- 印鑑証明書:会社登記の際は、役員全員の印鑑証明書が必要です。
- 株式会社設立登記申請書: 法務局に設立登記の申請をする際の申請書です。
- 登録免許税貼付用台紙:法務局に納める登録免許税を貼る紙のことです。
- 登記すべき事項を保存したCD-R又はフロッピーディスク:会社の登記事項をまとめたものです。
紙でもOKですが、CD-Rかフロッピーディスクで用意した方が早いです。
- 印鑑届出書:会社の印鑑証明書のようなもので、会社を設立すると取得できます。
銀行口座の開設や税務署への届出の際に使うことができます。登記完了後の重要な書類です。
登記の方法
- 実際に法務局へ行って行う方法
- 郵送で行う方法
- オンラインで行う方法
登記手続き費用
株式会社としての資本金とは別に法務局で行う登記手続きで、登記手数料等の費用が合計で25万円ほど必要になります。最低限必要な金額の内訳は以下の通りです。
- 定款に貼る収入印紙代:4万円(※注1:電子定款の場合は不要)
- 定款の認証時に公証人に払う手数料:5万円
- 登記手続きに必要な定款の謄本手数料:約2000円(250円/1ページ)
- 登記手続きの際の登録免許税: 最低15万円 (厳密には資本金の額×0.7%)
※注1
定款をPDFなどの電子定款にした場合、定款の収入印紙代は不要になるので、4万円を節約することができます。
しかし自分で電子定款を作るには特別な機器が必要となるので、結果的に割高になる可能性が高いです。
業者さんに委託するとこの印紙代が無料になるのは電子定款にしているからです。
司法書士や会社設立の代行会社に依頼すると、別途10万円程度の費用がかかります。
勉強をする意味でご自身で手続きするのも良い選択ですが、時間をかけたくないのであれば代行を依頼されるのもひとつの選択です。
尚、会社設立やその準備にかかった費用は、設立する会社の経費として算入することができます。
領収書などは全て保管しておきましょう。
会社用のWebサイト(ホームページ)の用意
独自ドメインを取得して、レンタルサーバーと契約し、会社のホームページを用意します。
覚えやすくインパクトのある会社名にふさわしいドメインは『お名前ドットコム』で簡単に入手、維持管理できます。
ホームページはWEB上での会社の玄関となるものでメールアドレスと併せて現在では一般常識。
くれぐれも無料ブログサービスや無料ホームページサービスではなく、独自ドメインによるWEBサイトを構築するようにしましょう。
SEOにも強く運用が簡単な『WordPress(ワードプレス)』で構築することをオススメします。
WEBにあまり詳しくない方には、導入時点では難易度も少々高いかもしれませんが、『WordPress(ワードプレス)』がの人気が高い理由は扱いやすさにあります。
なんでも同じで慣れてくると簡単に扱えるようになります。
以下の記事をご覧頂くと『WordPress(ワードプレス)』への理解が深まることでしょう。
WordPressは無料でダウンロードできるソフトです。(WordPress 日本語版)
お試しユーザーも含め、いまもWordPressのユーザーは増え続けています。制作会社へ依頼してホームページを作成すると、「初期費用、月額費用にウン万円」の覚悟とその後のランニングコストが必要です。WordPressとレンタルサーバーを自前で用意すれば、その何十分のイチのコストで済みます。
無料でダウンロードしたWordPressは、サーバーへインストールして始めて利用できるようになります。
最近はレンタルサーバーの価格もずいぶん安くなりました。WordPressをワンクリックで簡単にインストールできる機能が付いてるサーバーも月額500~1500円の範囲で借りられます。
レンタルサーバー会社で契約すると独自のメールアドレスも入手できます。
前述の独自ドメインが取得できる『お名前ドットコム』ならレンタルサーバーサービスもあるので、同時に契約すると手間が簡単で費用も安くすみます。ドメインとの相性もあるので慣れていない方には便利だと思います。
Webサイト(ホームページ)のリスク対策
費用的な負担は減る一方で「手間」が増えます。制作会社へ依頼すれば、契約内容によりますが、WordPressのメンテナンスやセキュリティなどケアも含まれます。
人気の高いWordPressは、悪質なアタックの標的にされやすいのは仕方がありません。なのでセキュリティは重要な課題になります。WordPressの状態を安全に保つため、システムのバージョンアップやデータのバックアップなどを自己責任で常に心がける必要があります。その意味でもレンタルサーバーはしっかりしたものを選ぶのが肝心です。
しかもWordPressのデータは重くなりがち。レンタルサーバーの機能が貧弱だと、表示に時間がかかり、サイトへの訪問者にもストレスを与えることになります。アクセスが多くなっても軽快にさばいてくれる、信頼でき、電話相談できるサーバーを選びましょう。電話相談できないサーバーは熟練者以外にはおすすめできません。
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