恋のＫＯパンチ(1962)
Kid Galahad

恋のＫＯパンチ(1962)
Kid Galahad

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解説

「夢の渚」に続くエルヴィス・プレスリーのユナイテッド・アーティスト社出演作品第2作。

名優ジェームス・ギャグニー主演でヒットしたフランシス・ウォーレスの同名小説「キッド・ギャラハッド」をウィリアム・フェイが脚色し「秘密諜報機関」のフィル・カールソンの監督でリメイクしたアクション・コメディ。

ギャング映画で名を轟かしたジェームス・ギャグニーから セクシス・シンボル、エルヴィス・プレスリーに変わるところにハリウッドの力強さを感じる作品。

撮影は「終身犯」のバーネット・ガフィ、音楽はジェフ・アレクサンダー。
出演者は「夢の渚」のエルヴィス・プレスリー、「ミンクの手ざわり」のギグ・ヤング、「ブルー・ハワイ」のジョーン・ブラックマン。アクション映画の名優チャールズ・ブロンソンが渋い役どころで脇を固めているのも魅力。
製作は「夢の渚」のデイヴィッド・ワイスバート。

劇中＜広い世界のチャンピオン＞など６曲を披露。サントラEP盤で公開に先がけてリリースされたが、国内盤は映画タイトルを「リングでキッス」と表記していた。映画のタイトルは「恋のＫＯパンチ」に変更された。

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物語

ウォルター(エルヴィス・プレスリー)は天涯孤独の身。
陸軍を除隊したものの行くあてもないまま、緑豊かな生まれ故郷へやって来た。

立ち寄ったボクシング・ジムで、ジムの経営に苦しむオーナー、グローガン(ギグ・ヤング)に出会う。
成り行きからスパリング・パートナーにされるウォルター猛攻を受け、防御一点張りだったウォルターだが、ラッシュしたウォルターの強力な右フラックに自慢のボクサーがKOされる。

それを見たグローガンは大喜び。住む場所のないウォルターをジムに住まわせ、早速プロモーターに売り込み始めた。
翌朝、兄グローガンからの無心を断るためにやってきた妹ローズ(ジョーン・ブラックマン)も、赤字経営を見かねて手助けを決意する。
運命の糸に引き寄せられたように、若いウォルターとローズは大自然の屋根の下で暮らすようになる。

数日後、グローガンの期待を背負い“キッド・ギャラハッド"の名でリングにデビューしたウォルターは、見事な右フックで初戦を飾った。
以後は連戦連勝、ウォルターの朴訥とした人柄もあって、仲間や近所の人たちにとって明るい希望の星となっていく。
ローズも素朴なウォルターといつしかと恋におちてしまう。ウォルターも可愛いローズには素直になれた。

天涯孤独、ローズと知り合って、愛こそ住み家と考えるウォルターはボクサーのような仕事をやめて自動車修理工場を開く夢を見るようになっていた。
それを知ったグローガンはカンカンに怒った。借金にあえぐグローガンにとって、ここで金の卵に逃げられたら困るからだ。

一方、暗黒街のボス、オットーは、名セコンド、リュウやグローガンを買収し、次の試合で大儲けしようと企んでいた。
だが、彼らが八百長試合を断ると、リュウやグローガンに暴力のかぎりを尽くしたジムをいたぶった。
親、兄弟のように自分に家族の温もりを伝えてくれるリュウやグローガンへの暴力、あくどい仕打ちにウォルターは怒りがこみあげてくる。

翌晩、闘争心を胸に秘め恋と正義を賭けたリングに上がるウォルター。
自分の分身のように見守るリュウ、そしてウォルターを生涯の人と定めたローズ。
敵、味方が固唾を飲む血戦のゴングは鳴り響いた。
打たれ、打たれ、顔面に血しぶきが飛翔するウォルター、悲鳴をあげるローズ、リュウの胸が張り裂けそうに痛む。

しかし第6ラウンド、劣勢にもめげず、ついに命を賭けた怒りの右フックが炸裂、強敵をリングに沈める。
騒然とする場内、歓声が頂点に達し、ウォルターにも笑みがこぼれた。
喜びに沸きかえる控え室。リュウやグローガンも、仲間のどの顔も笑っていた。

ようやく長い間苦労をかけた恋人に幸福を約束できる兄グローガン、それにに負けずに幸せそうな2人がいた。
ウォルターとローズだった。
孤独だったウォルターは、ついに生まれ故郷で純真な心と自らのファイトでチャンピオンベルト以上の幸福を手に入れたのだ。

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Kid Galahad/Girls Girls Girls
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キャスト（役名）

エルヴィス・プレスリー　Elvis Presley（Walter_Gulick）
ギグ・ヤング　Gig Young （Willy_Grogan）
ローラ・アルブライトLola Albright（Dolly_Fletcher）
ジョーン・ブラックマン　Joan Blackman（Rose_Grogan）
チャールズ・ブロンソン　Charles Bronson（Lew_Nyack）
ネッド・グラス　Ned Glass（Leberman）
ロバート・エンハート　Robert Emhardt （Maynard）
デイヴィッド・ルイス　David Lewis（Otto_Danzig）
マイケル・ダンテ　Michael Dante（Joie_Shakes）

スタッフ

監督 ： フィル・カールソン Phil Karlson
製作 ： デイヴィッド・ワイスバート David Weisbart
原作 ： フランシス・ウォーレス Francis Wallace
脚色 ： ウィリアム・フェイ William Fay
撮影 ： バーネット・ガフィ Burnett Guffey
音楽 ： ジェフ・アレクサンダー Jeff Alexander

監督 Phil Karlson （フィル・カールソン）

黒幕は最後に殺せ(1974)
ウォーキング・トール(1973)
ベン(1972)
要塞(1970)
サイレンサー　破壊部隊(1968)
大いなる砲火(1967)
サイレンサー　沈黙部隊(1966)
ランページ(1963)
恋のＫＯパンチ(1962)
秘密諜報機関(1961)
戦場よ永遠に(1960)
四人の恐迫者(1960)
どてっ腹に穴をあけろ(1959)
無警察地帯(1955)
悪魔の島(1955)
彼等は馬で西へ行く(1954)
ギャングを狙う男(1953)
アリバイなき男(1953)
激情の断崖(1951)
荒原の死闘(1949)

製作 David Weisbart （デイヴィッド・ワイスバート）

西部のガンベルト
哀愁の花びら(1967)
リオ・コンチョス(1964)
マドリードで乾杯(1964)
夢の渚(1962)
恋のＫＯパンチ(1962)
燃える平原児(1960)
フォート・ブロックの決斗(1958)
四月の恋(1957)
やさしく愛して(1956)
ならず者部隊(1956)
復讐に来た男(1955)
理由なき反抗(1955)
攻撃目標零(1955)
地獄へ突込め(1955)
放射能Ｘ(1954)
コマンド(1954)
平原の落雷(1953)
フェザー河の襲撃(1953)
マニラ(1952)

音楽　Jeff Alexander�（ジェフ・アレクサンダー）

■音楽作品

* ガンマンの対決(1968)
* 夕陽に立つ保安官(1968)
* スピードウェイ(1968)(1968)
* ギャング紳士録(1967)
* ブルー・マイアミ(1967)
* ランダース(1964)
* 裏切り部隊(1964)
* 恋のＫＯパンチ(1962)
* 夜が泣いている(1960)
* 恋の売込み作戦(1960)
* それはキッスで始まった(1959)
* 恋に税金はかからない(1959)
* 暗黒街の女(1958)(1958)
* 縄張り(1958)
* 誘拐(1956)
* 悪徳警官(1954)
* ブラボー砦の脱出(1953)

■音楽監督
* 監獄ロック(1957)

■作曲
* 西部の旅がらす(1958)
* 荒鷲の翼(1956)

共演

Gig Young （ギグ・ヤング）

出演 作品

怒濤の果て
ブルース・リー　死亡遊戯(1978)
ブルース・リー　死亡遊戯(1978)
キラー・エリート(1976)
ヒンデンブルグ(1975)
ガルシアの首(1974)
ひとりぼっちの青春(1970)
太陽の爪あと(1966)
お熱い出来事(1965)
坊やの作戦命令(1963)
恋のクレジット(1963)
真夜中へ五哩(1962)
ミンクの手ざわり(1962)
恋のＫＯパンチ(1962)
恋の売込み作戦(1960)
愛のトンネル(1958)
先生のお気にいり(1958)
必死の逃亡者(1955)
ロデオの英雄(1953)
眠りなき街(1953)
勇者のみ(1951)
秘境(1949)
三銃士(1948)(1948)
旧友(1943)
三人姉妹(1942)

Lola Albright （ローラ・アルブライト）

出演 作品

ニューヨークの大停電(1968)
素敵な年頃(1968)
大西部への道(1967)
００１１ナポレオン・ソロ　スラッシュの要塞(1967)
国際秘密結社(1966)
危険がいっぱい(1964)
恋のＫＯパンチ(1962)
赤い河の逆襲(1957)
決戦オレゴン街道(1957)
灼熱の勇者(1955)
灼熱の勇者(1955)
復讐の二挺拳銃(1951)
チャンピオン(1949)

Charles Bronson （チャールズ・ブロンソン）

出演 作品

必殺マグナム
インディアン・ランナー(1991)
バトルガンＭ−１６(1989)
メッセンジャー・オブ・デス(1988)
スーパー・マグナム(1985)
地獄で眠れ(1984)
ロサンゼルス(1982)
太陽のエトランゼ(1980)
ホワイト・バッファロー(1977)
特攻サンダーボルト作戦(1976)
正午から３時まで(1976)
テレフォン(1976)
セント・アイブス(1976)
軍用列車(1975)
ブレイクアウト(1975)
ストリートファイター(1975)(1975)
マジェスティック(1974)
狼よさらば(1974)
さらばバルデス(1973)
さらばバルデス(1973)
シンジケート(1973)
メカニック(1972)
バラキ(1972)
大砂塵の男(1972)
チャトズ・ランド(1972)
扉の影に誰かいる(1971)
レッド・サン(1971)
雨の訪問者(1970)
夜の訪問者(1970)
狼の挽歌(1970)
アドベンチャー(1970)
おませなツインキー(1969)
ウエスタン(1969)
さらば友よ(1968)
サンセバスチャンの攻防(1968)
戦うパンチョビラ(1968)
特攻大作戦(1967)
雨のニューオーリンズ(1966)
バルジ大作戦(1965)
いそしぎ(1965)
マードックの拳銃(1964)
大脱走(1963)
テキサスの四人(1963)
恋のＫＯパンチ(1962)
独立騎兵隊(1961)
空飛ぶ戦闘艦(1961)
荒野の七人(1960)
機関銃ケリー(1959)
赤い矢(1957)
真昼の脱獄(1955)
太鼓の響き(1954)

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DVD /ビデオ

パラマウント ホームエンタティメント　ジャパン株式会社
PDA-168
5.1chサラウンド　本編97分

CD （サウンドトラック）

Kid Galahad/Girls Girls Girls 
サントラCDは品切れのようですが、入荷している時もあります。
チェックしてみてください。
サントラ・シリーズは早く入手しておくのが望ましいです。
あったら即買いが鉄則。

Kid Galahad/Girls! Girls! Girls!
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ELVIS PRESLEY
Label:BMG
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1.King Of The Whole Wide World
2. This Is Living
3. Riding The Rainbow
4. Home Is Where The Heart Is
5. I Got Lucky
6. Whistling Tune, A
7. Girls! Girls! Girls!
8. I Don't Wanna Be Tied
9. Where Do You Come From - (not in film)
10. I Don't Want To - (not in film)
11. We'll Be Together
12. Boy Like Me, A Girl Like You, A
13. Earth Boy
14. Return To Sender
15. Because Of Love
16. Thanks To The Rolling Sea
17. Song Of The Shrimp
18. Walls Have Ears, The
19. We're Coming In Loaded
20. Mama - (not in film)
21. Plantation Rock - (not in film)
22. Dainty Little Moonbeams
23. Girls! Girls! Girls! - (end title version)