おまえの顔を見かけるようになってからしばらくたつ
あたしがこの場所に足を踏み入れるように
なってからもしばらくたつ
小猿たちがバイクにまたがり
目のくらむような夜を駆け抜けてゆく

おまえは言う、若木になったような気がするって
ああ、彼らはおまえの手足を切り刻み
はしゃぎながら財布をスルというのに
右にふり
明かりにふりかざしながら

ああ．彼らの目にきらめくものが
きらめくものが見えない？
ああ．彼らの目にきらめくものが
きらめくものが見えない？

真新しい靴をはいて歩き回る天才
ＷｌＯブルースを聞いたかい？
ダイヤモンドのくずが
おまえにえにくしゃみをさせる
ローラーをはいた子供たちは
がらくた置き場を走り抜け
ホールを駆け抜け
モールを通り抜け
壁すら通り抜けてやろうと意気込んでいる
彼らばおまえの心をひんむこうとする
ただ．おもしろいというだけで
カラスどもが言うのだ
うまい．うまい．と
どこにでもいる子供たち
みやげもののために魂を売り飛ばし
今やすっかり売りつくしてしまった
たぶん
アンコールワットのかけらかなんかのために
彼らほおまえを高値の品と交換し
安値の品のために差し出すだろう
おまえの体は単なる商品
あたしたちの聖なる場はすっかり
面目を失ってしまい
優雅さの代わりに
商取引の場となった
ダウはくつわをかたかた言わせる
４２丁目のディズニー・ストリートで
ずたずたのハートがくずれてゆく
子供たちよ．気をつけて
輝きは．あのきらめきは
すべてのきらめきが
きらめきのすぺてなわけではない
きらめきのすべてなわけでばない