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SUSPICION
サスピション(うたがい)

<リトル・シスター>ーーーーエルヴィス・プレスリーのオリジナル曲として61年6月に録音、<マリーは恋人>のB面リリースながら全米ヒットチャート5位、イギリスではトップになった曲。70年代のステージでは、その<リトル・シスター>にビートルズ解散直前の傑作<ゲット・バック>をつないで、メロディにして歌っているが、まったく違和感がない。エルヴィスはなにか言いたかったのだろうと考えるのはピエロだけではないはずだ。”そう、言って良いんだよ”と音楽の女神が言ってるような気がするのだ。

何度もキスをしてくれても
愛されてるって確信がつかめない
何度抱きしめられても

思われてる、って確信もつかめない
ホントに、ホントに愛してる、って
君は言ってくれるけど
同じような愛の言葉を
他の入にもこっそり嘱くの?

疑いの心が僕を悩ませる
疑いの心が二人を隔ててる
疑いの心よ、なぜ僕を苦しめる

君からの電話で
明日会おう、と言われるたぴに
どうしても疑ってしまうんだ
今夜別の誰かに会うのでは、と
せっかくのロマンスなのに
なぜ、悲しみをもたらすの
どうして疑ってしまうのだろう
君の姿が見えないだけで

疑いの心が僕を悩ませる
疑いの心が二人を隔ててる
疑いの心よ、なぜ僕を苦しめる

ダーリン、僕を愛しているなら
もう少しだけ待っていてほしい
こんなバ力げた不安を
心から追い出してしまうまで
一生懸命祈っているよ
この愛が大きく育つことを
僕が疑い深いのは真実の愛とは
見つかりにくいものだから

疑いの心が僕を悩ませる
疑いの心が二人を隔ててる
疑いの心よ、なぜ僕を苦しめる

さて今週の<サスピション>はいわゆるリヴァプール・サウンズが吹き荒れていた1964年4月に<キス・ミー・クイック>のB面としてシングル・リリースされたもの。と、言っても初回リリースは1962年6月。<うたがい>のタイトルでアルバム『ポットラック』に収録されていた。

録音は同年3月19日ナッシュビルで行われた。この曲もエルヴィスのオリジナルでドク・ポーマス、モート・シューマンがエルヴィスのために共作したもの。1964年のシングル・カットは新人テリー・スタッフォードがエルヴィスそっくりのカヴァーでチャート3位のスマッシュ・ヒットさせたことへの緊急出動?!さすがキング・エルヴィスが新人と対等に張り合うわけにも行かず、B面扱いになったのだろうが、それにしてもこの曲、エルヴィス自身の歌いっぷりといい、その抑制の効いたバックコーラスといい見事のひとこと!リヴァプール・サウンズと言ってもおかしくないサウンドだ。
前作のアルバム『歌の贈り物』であまりにもいい子になりすぎたエルヴィスが、ここでは少しばかりワルを取り戻したものの、やっぱり全体に地味な感じは拭えないのは、世相が落ち着いていたせいだったのか。

ケネディ大統領亡き後、ベトナム戦争へ本格的に舵を切ったアメリカに乗り込んだユーウツで影のあるリヴァプール・サウンズが圧倒的に支持される中、地味なアルバムの中の曲として埋もれていた「現代的なサウンド」を引っぱり出し、全くそっくりそのままのテリー・スタッフォードのものが64年にスマッシュ・ヒットしたのはタイミングとしては適していたということだ。

おかげでやっと日の目を見たこのシングルは<キス・ミー・クイック>が64年5月に全米3位にチャートされ一矢を報いる。この時期2週遅れで<ホワット・アイ・セイ>が21位、<ラスベガス万才>が29位にランクされている。思わず唸ってしまうのは、マーケティング力とセンス、プロデュースの力の大きさだ。つまり時代にあった曲さえ打てばということだ。

<ラスベガス万才>はピエロにとっても、エルヴィスの数ある曲の中でも大好きなゲンキの出る曲だ。それですら最高位29位、それより2年前の曲たちがチャートベスト3になるのだから。と、言ってもいま<キス・ミー・クイック>と<ラスベガス万才>に位置づけはベスト盤が語るようにチャートとは無関係というのも事実。愛される曲と一時の支持とは別のもの。記憶に残る曲と、記録に残る曲の違いなのだ。(日本では<ラスベガス万才>は映画人気もあってスマッシュ・ヒット、<キス・ミー・クイック>は大きな支持は得られなかったはずだが)

いずれにしても、世界は大きな何かを失ったまま進んだような気がする。エルヴィスVSビートルズというステレオタイプの見方ではなく、エルヴィスが違う進みかた、いやそんな大した問題ではない、ただただ曲の選択をしたなら、エルヴィスは違う結果を出し、またビートルズも変わっていただろうなと、そしてそれは音楽の変化のみに留まらず、文化をも変えただろうと。今さらそんなことを言っても始まらず、エルヴィスのキャリアそれがまるごとそのままでこそエルヴィスであることも事実なのだから。

それにしても<サスピション>は素晴らしい曲だ。もしエルヴィス・プレスリーのファンでない方、新しいエルヴィス・ファンがこのことを知ったなら、ベスト盤に入ったことのないこの曲を是非聴いていただきたいと願う。何度聴いてもエルヴィスがリヴァプールのマッシュルーム・ヘアのバンド野郎を従えて歌っているうたがいを持ってしまうのだ。それにしても今さらながらエルヴィスの声は素晴らしいと感じる逸品。(エルヴィスを評して声が素晴らしいというのはもっともつまらない賞賛のあり方なのだが-----YES!------ あまりにも、あまりにも、あまりにも、当然すぎることなのだが、-------それに歌が巧いというのも、あまりにも、あまりにも、あまりにも、当然すぎることなのだ。でもやっぱりすごい!)

Every time you kiss me
I'm still not certain that you love me
Every time you hold me
I'm still not certain that you care
Though you keep on saying
You really, really, really love me
Do you speak the same words
To someone else when l'm not there

Suspicion torments my heart
Suspicion keeps us apart
Suspicion, why torture me

Every time you call me
And tell me we should meet tomorrow
l can't help but think that
You're meeting someone else tonight
Why should our romance
Just keep on causing me such sorrow
Why am I so doubtful
When ever you are out of sight

Suspicion torments my heart
Suspicion keeps us apart
Suspicion, why torture me

Darling, if you love me l beg you wait a little longer
Wait until I drive
All these foolish fears out of my mind
How I hope and pray that
Our love will keep on growing strongef
Maybe l'm suspicious
Because true love is so hard to find

Suspicion torments my heart
Suspicion keeps us apart
Suspicion, why torture me

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