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エルヴィス・ゴールド・レコードVOL.4
エルヴィス・プレスリーの軌跡を綴るともに、キングと呼ばれる由縁が集約された『ゴールド・レコード・シリーズ』。全5作のうちのこれはその4発目。
このサイトに訪れていただく方の大半はこのアルバムに収録された曲あたりが、「リアルタイムのエルヴィス体験」だったのではないのかと想像する。

正直言って第三集までと比較すると勢いが違う。それもそのはずで『ゴールド・レコード』でありながらこの時代の肝心なヒット曲がはずされている。<心の届かぬラヴ・レター><ラスベガス万才>など映画で使用された曲はゴソッと削除されていたのだ。それは第三集も同じなのだが、この時代はさらに映画の比重が高いため、シングルB面集のような趣きになってしまった。しかしご心配なく!アップデート盤でははずされた曲が映画からの曲が5曲と<クライング・イン・ザ・チャペル>の6曲を加え、充実したものになった。アップデート盤嫌いのピエロもこれなら賛成!

赤字はオリジナルの曲目
黒字はアップデート盤で追加された曲、

1.Return To Sender
2. Rock-A-Hula Baby
3. Love Letters
4. Bossa Nova Baby
5. Witchcraft
6. Kissin' Cousins
7. It Hurts Me
8. Viva Las Vegas
9. What'd I Say
10. Please Don't Drag That String Around
11. Indescribably Blue
12. Devil In Disguise, (You're The)
13. Lonely Man
14. A Mess Of Blues
15. Ask Me
16. Ain't That Loving You Baby
17. Just Tell Her Jim Said Hello

18. Crying in the Chapel

風のように無心を撫でていった声

このアルバムにはリスナーが求めるものを皮膚感覚でとらえて歌うエルヴィスの優雅がある。アーリー60特有のサウンドの影響を受けながらも、しかしそのどれもと決定的に違う。エルヴィス・ロカビリーがそうであったように、この時代のエルヴィスもオリジナリティに溢れている。
アメリカン・ポップスは、60年後期にメッセージすることに意義を見い出し、その性質を変える。そのためにエルヴィスも<IF I CAN DREAM /明日への願い>などを取り上げるが、結局エルヴィスは自分の歌いたい曲に従っていくようになる。歌詞を超えたメッセージこそ、エルヴィス最大の強みだ。その声と歌唱力から放たれる「生き物としての希求」「人の温度」「優しさの尊さ」にこそエルヴィス・ソングの魅力がある。

無心に歌い、無心に聴く音楽こそもっとも心を和ませ、やすらぐものだ。1956年、エルヴィスのパフォーマンスをめぐっての猥褻論争に「歌っていると自然に体が動くんだ」とコメントしている。実際はかなり挑発的で、扇情的な確信犯だ。確信犯であるものの、そのコメントは嘘ではないような気がする。自分がより扇情的にやればやるほど、自分の中から自然なエネルギーの噴出を感じ、感じることで、より自然にエネルギーは解放され、自分を高める。その高まりは熱いバイブレーションとなって聴く者の心を揺り動かすことができたのだろう。そこにはファンやマスコミやエルヴィスで儲けようという連中の取り囲まれながらも、秘かな自分だけの世界を楽しんでいたと想像する。魂の自然な発露であるがゆえに時空を超えて胸を打つのだろう。ここに集められた18曲はどの曲も「努力」や「創意工夫」という言葉は似合わない。だからこそ音楽なのだ。Artist Of The Centuryは 「努力」や「創意工夫」の結果であってはならない。

子どもが童謡なりテレビマンガを歌うとき、こどもは歌うがゆえに楽しいのではなく、心がすでに楽しいがゆえに、その心がリズムになって表に現れ、歌となって口から流れ出したにすぎない。小鳥のさえずりに敏感なのは、未開の地の原始人であり、無心に眠る幼児であり、無心に遊ぶ子どもだ。大人に届きにくいのは、諸事によってその心、頭脳が閉ざされていることによる。よって「音楽を聴く」という行為が特別な意識によって行われることになる。

そこで「名曲の概念」というものが出現してきて、「高等な芸術は難解であってそれを理解できるほど芸術的感覚が鋭敏、養われている」ということになる。まことにバカげたことだが、難解な楽曲ほど価値があると見なされるのは、あらゆる感情が細やかに表現されていると見なされるためであり、その難解な曲が理解できるのは、複雑な人間の多岐にわたる感情を理解できるからだということになる。しかし難解な音楽をよく理解するようになって歌い、聴いているときは、はもはやその音楽を歌っているのでもなく聴いているのでもない。聞こう、憶えようでは息ぐるしいのみであって楽しいものではない。人間の心を翻弄するほどの音楽に陶酔することにいかなる価値があるというのか?そこには「人間の暮らしとは激動に満ちたものほど価値があり、それは人間の品性を高めることになる」という発想に支えられている。はたしてそうか?苦渋に満ちた人生は心を浄め人格を高めるのか。

人間の感情とはそもそも自然なものなのか?悲しいと意志したことで「悲しい感情」は湧いてくるのであって、意志より先に「悲しい感情」が湧いてくることなどありえない。「痴呆症」と呼ばれる症状の方が、一般的に悲しむべき事態に直面しても悲しみの感情が起こらないのは「悲しむ意志」がないからだ。
悲しみの感情に浸るという意志によって悲しくなるのであり、嬉しいという感情に浸ることによって嬉しくなるのだ。
子どもの心と大人の心には違いがあるでは片付けられないほどの大きな隔たりがある。
ただ無心に聞き、無心に歌うときのみ初めて楽しい。いわば、大人たちの姿勢にある聞こう歌おうという意志が稀薄なときほど楽しい。
その楽しさは、その音楽から導き出されるのではない。楽しい音楽を歌わなくても、聴かなくても、本然の姿である無心の心は、すでに楽しい歌を歌い、聴いていたのである。

多くの人のエルヴィスとの出会い。それはある日突然、心にエルヴィスが忍び込んできただけではないだろうか?悲しみに浸っている時に、あるいは淋しい時に、自分の中の心の無心の部分に手をふれるように、その声が撫でて行ったのではないか。
それは風のようなものだ。風と自分の中の生命力の一瞬の接触。

「エルヴィスがどんな楽曲を歌っていたのか覚えているだろうか?」とボブ・ディランはエルヴィスの存在や評価が死後ますます巨大化していくことに反発したコメントを発している。それをエルヴィス批判とは思わない。自分をも含めて有名であることがもたらす悲劇について語っているのだろうが、「だからどうした」と投げ返したくなる。

なぜ覚えておく必要があるのだろうか?ボブ・ディランの『高尚な楽曲』は、例えばここにある18曲より、優れているのだろうか?その基準は先の「高等な芸術は難解であってそれを理解できるほど芸術的感覚が鋭敏、養われている」という発想に囚われていないか。そのような種類の音楽とは、ただ複雑と怪奇の中にうごめく人間の魂の苦悩の増大に圧倒されているにすぎない。そして真実の音楽は人間の魂からかき消されていき、虚偽の苦悩の音楽のみが人聞の心を翻弄し支配するにすぎない。

もし音楽を人間の浄化のためとか、魂の向上に役立たせようとするのならば、むしろ音楽のすべてを放棄し、森の中で小鳥のさえずりに耳を傾けるがいい。それ以上の何ものも人間は必要としないであろう。リズムとメロディーによって楽譜の上で展開されるドラマは虚構でしかない。

音楽とは聴くものであり、心を歌うものあり、それ以外の何ものでもなく、何ものでもあってはならない。そうでなければ意識して作られた感情の上で行われる猿芝居でしかないのだ。エルヴィス映画がエルヴィスの歌よりつまらないのは、まさしくそういうことなのだ。

音楽は人間の心に描くものではなく、人間の心に自ずから湧く。音楽は聞くものではない。聞かなくても聴こえてくるものでなければならない。無心に歌うときのみ初めて楽しい。いわば、聞こう歌おうという意志の稀薄なときほど楽しい。歌おうという意志が稀薄になり、ついにはその意志も努力もなく、ただ無心に歌い、聞くとき、最も楽しくなる。

ピエロはArtist Of The Centuryの真の意味をこのアルバムにあるような楽曲に見い出す。

 
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エルヴィス・プレスリー全アルバム


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