もし、その髪が金色でなかったら
あたしはこんなにも寂しくはならなかっただろう
もし、その髪が金色でなかったら

あたしはこんなにも孤独にはならなかっただろう

もし、あんたの突き刺すようなまなざしがなかったら
あたしはこんなにも寂しくはならなかっただろう
もし、あんたの突き刺すようなまなざしがなかったら
あたしはこんなにも孤独にはならなかっただろう

後家さんの列でワルツを踊ることもなかっただろう
あんたのものがあたしのものになることもなかっただろ
もし、あんたの髪が金色でなかったら
あたしはこんなにも孤独にはならなかっただろう

あんたは王子のように
堂々とあたしにプロポーズしてくれた

そして、あたしだけが好きだと言ってくれた
あたしの髪についたリボンにキスし
ダーリン、飛んできておくれ、と言ったんだ

カルヴァリに咲いた花
あたしをサドルからかっさらい
あんたの人生に連れていった
あたしは兵隊さんの妻になったんだ

あんたは勇ましく出兵していった
すぐにもあんたが帰ってくるのを
あたしはひとりわびしく待ち続けた
たったひとりぼっちで
待ち続けた、死んでしまいたいほど
孤独だった
あたしの隣の枕は空つぼ

それでもあたしは待っていたんだ

天があたしにさずけてくれた
永遠の連れ合い
だから、あたしの髪についたリボンにキスし
ダーリン、飛んできておくれ、と言う

もし、あんたの髪が金色でなかったら
あたしはこんなにも孤独にはならなかっただろう
もし、あんたの髪が金色でなかったら
あたしはこんなにも孤独にはならなかっただろう

※訳注:カルヴァリ･キリストが礫刑になった丘