ヴァージニア・プレイン
Virginia Plain
グラムロックの嵐の中に敢然と現われたノン・スター軍団ロキシー・ミュージック。
そのいでたちと過激なサウンド。快楽のロカビリー讃歌。
既成のフレームからはみだしたサウンドは何かを破壊している音だ。
自分を閉込めているカギを叩き潰そうとしているのだろう。
ブライアン・フェリーの声が川の流れのようでもある。
その声にのっていけばパンクへ辿り着く。
そうだ、ロックンロールを愛するがゆえに、つまり自由を愛するがゆえにカオスに迷いこんだ。
巨大な謎を解体し取り出したのは熱い血の流れるポップだった。