エロス お問い合わせメール ゲンキポリタンのサイトマップ ゲンキポリタンのメールマガジン カスタマサービス|ゲンキポリタン ゲンキポリタンのメールマガジン カスタマサービス|ゲンキポリタン ゲンキポリタンの買い物カゴ ゲンキポリタンの買い物カゴ ゲンキポリタン・ チャクラ・ハーブティーとアップルティーの全国お取り寄せ じぶんぢから再生プロジェクト ハーブティーとアップルティーのオンライン・カフェ ハーブティーとアップルティーのゲンキポリタン
ホームプロジェクト>エロス

椎名林檎  The First Casualty
  of War is Innocence.

 

 PROJECT
  #0008  EROS

戦場で真っ先に犠牲になるのは純粋な心。傷ついた心が再生する時エロスが舞い降りる。


GGENKIPOLITAN
PROJECT 一覧
0001  君に話すこと。
0002  プロジェクト
0003  じぶんぢから
0004  ボディケア
0005  クール・スタッフ
0006  ハーブティ
0007  ビートBEAT 
0008  エロス
0009  禅 ZEN
0010  仕事
0011  旅
0012 子育て
0013  自由
0014  本
0015  音楽
0016  カルトムービー
0017 ホテル
0018 メールマガジン
0019 ライフスキル
0020 沈黙を抱きしめて





EROS

エロスとは何だろう。その定義はさまざま。

建て前を越えて本音の川を渡るときにエロスが発散される。

エロスは自分を守る殻を破る瞬間。


建て前に安心を求める限り、赤い血の通った自分は姿は現さない。
妄想によって羞恥する自分がむきだしにになる恐怖を乗り越える瞬間に・・・。

しかし、それこそは本来の自分を生きるための望みそのもの。
自分を隠してきた強固な壁を破壊した後に残った瓦礫の向こうに
裸の自分がいる。

仮にどのような傷を負っていても、その姿は美しく眩い。

エロス・・・ゲンキポリタンは

これ以上に美しい君はいないという意味で、 エロスと定義づけます。


PROJECT  #0008  EROS
エロス

 


椎名林檎

▼リンク

虚言症・・・監禁された愛

椎名林檎、淫らさの真髄

僅かな時間でもって見事な起承転結を表現した「歌舞伎町の女王」。

その名作の鮮やかな情景があまりにも印象深いせいもあってか、林檎姫は一見レディスコミックやJ文学のひとつの傾向と同類項に映り、社会の外側に越境したように見えるが、林檎姫は決して外側に越境していないし、アウトサイダーでもない。

姫が越境しょうとしているのは自分自身の外から内であって、それは生の証しへのインナートリップではないだろうか?

姫は自分を愛するために執拗に愛にこだわる。
愛する人に自分を投影してしまっているわけだから、執拗であるのが正しい。

「何処にだってあたしと一緒」「あなたはあたしじゃなくっちゃ」という自分を投影した思いは切迫したもので、それが成就すれば「ふたり精神病」の世界だ。

しかしいかなる恋愛もすでに正気ではないのだから、ならばとことん狂ってしまうのが正しい作法であるとも言える。

たとえ狂気と言われてもそうありたいと願うのも事実。
だがそれがあり得ないことを承知しているがゆえに人は辛いのだ。
人に命がある限り喪失は必ずやってくる。
喪失に耐えるのはどのような人にとっても大変な作業だが、投影した喪失は自己の喪失に他ならない。

すでに、あるいはあらたに自分を喪失してしまった人間には再生の作業は残酷な程辛い作業になる。再生の作業が成功すれば、同時に必ずいつかくる喪失に待機しなければならない。
姫が越境しようとしている世界とは自分を置いてきたしまった世界ではないだろうか?

その世界に入り込んで自分を奪還するために自分の身替わりが必要なのだ。
喪失を超える再生の世界。永遠に喪失のない世界なのだ。
そのためには「あなたはあたしじゃなくっちゃ」でなくてはならない。

それが実現した時にあたしはあたしになれる。

椎名林檎のみだらさの神髄はここにある。

しかしそのみだらさは「あんな傲慢な類の愛を押し付けたり」「色々葛藤はあるんだけれど、あたしの云いたいことを全て吐き出しちゃえばエゴになる」ことを承知しているから言い出せずに「正しい街」を飛び出してしまう。

結局は何も手にすることなく、の中にある愛という名の「麻薬物質」が行き場をなくし、とめどなく全身に垂れ流しになるのを耐え忍ぶを自分に課している。

葛藤しながら信じるのではなく、「シャンプー」を安心して買いに行けない限り、「ぐるぐると同じようことが繰りかえされるだろう。

 

ののしられる」ことなく、「刹那」でなく、「どんな時もあたしの思想を見抜いて」「もっと中まで入って」「見透かすことができて」「精一杯」を愛してくれて、「もし我が侭が過ぎて居ても黙って置いて行ったりしない」ということが約束されたとき、そう、限り無く「あなたはあたし」だと思えたときにこそ、「怖がらずに明日を迎える」ことができ、「密やかな行為」「白昼夢」でなくなるのだろう。罪を負う必要もなく罰せられることもない世界に身をおけるようになる。

愛の終わりではなく、生命の「終わりにはどうせ独りだが、この際虚の真実を押し通して絶えて」ゆけるようになる。

コンプレックスを正当化するために歌っているという姫だが、巻き舌で歌い続ける姿にはコンプレックスを破壊するパワーがみなぎっている。

彼女がメジャーになる社会がいいのか、悪いのか、ふと考えてしまうが、「アングラをやるつもりはない」と明言する姿勢は正しいと思う。

誰にでも伝わるような歌は歌わないという意味はウジウジしてる奴、考えない軽薄な奴、あるいは自分では責任もとらない口だけの奴とは組まないということだろう。

ついでまでにわが敬愛する蜷川幸雄氏も「アングラなんて簡単なんだ!」と断言する。
オリジナルなメジャーをめざすことが重要だ。

「全部どうでもいいと云っていたいような月の灯」は林檎を食べるときだけでいいのだ。

(「椎名林檎、淫らさの真髄」より)

 

 

じぶんマネジメントハンドブック じぶんマネジメントハンドブック 自分を好きなる作法

 



このぺージのTOPへ戻る

 
ホームプロジェクト>エロス
Copyright (C) 2002-2009 GENKIPOLITAN. All rights reserved