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アサーティブを支えるサーション権
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ノン・アサーティブ、アグレッシブな自分を脱皮したい。そのために勉強もするし、努力もするが、依然として、思うようにアサーティブになれない。
私たちには明確な理由があります。ノン・アサーティブ、アグレッシブな態度は、特定された「現象」にすぎないからです。その現象を変えようとしても、原因にある問題を解決しない限り、アサーティブにはなれません。
私たちは、アサーティブを学べば自分が変わるという話に危うさを感じ警鐘をならします。
なぜなら、アサーティブなスキルは、総合的なライフスキルの充足から生じるものだからです。体力がないのに、サッカーの名手になりたい。サッカーのスキルをいくら学んでも、走れないようでは使い物になりません。
それと同じで、アサーティブなじぶんになるために、まず基本を作り直す。時間がかかるように思えますが、それが一番早いのです。それこそアサーションな活動です。あなたの変化があなたの内側から起こるように、ゲンキポリタンでは、全面的なサポートを展開しています。
ここでは、アサーティブに関連して【 
アサーティブな子育て 】について説明しています。

Q(質問)
アサーティブな子育てって? 
アサーティブな介護



アサーティブな子育て

■子育ての目的

 子育ての目的、つまりゴールは、親も子も「自立」することです。つまり「なれる最高の自分になる」ことです。
子育ての仕方で、アサーティブな人にも、ノン・アサーティブな人にも、アグレッシブな人にもなります。こどもの生涯を考えると アサーティブな人にしてあげたいですね。幸福な生涯を送るのも、不運な生涯を送るのも、どこまでアサーティブな子育てが出来るかにかかっています。

 アサーティブな子育ては親と子の共同作業。途中までは親が誘導し、後はこどもが自分でゴールに突き進みます。
こどもの人生をドブ川に捨てるようなものにするか、太陽の喜びを全身に浴びたものにするかは、人生の基盤を作る5歳〜10歳までに 、なにを感じるかで決まるといっても過言ではありません。
お母さんの子育てへの強い関心と行動が、大きく影響します。
もし、お母さんがノン・アサーティブな人、 アグレッシブな人であっても、アサーティブな子育てにチャレンジしていけば、自身もアサーティブな人に変化していきます。

人生100年時代といわれるいま、長くて20年、思い切りアサーティブな子育てに集中 することは、将来自身が姑になったときにも、いい親子関係が作れます。アサーティブな子育てを人生最大のイベントとして取り組むことは夢を育む大きな楽しみです。

 子育てのゴールを設定していないお母さんは意外と多いものです。
最高の自分になるために、必要なことは、いい学業を修めることでも 、いい会社に入ることでもありません。
 「最高の自分になること」への条件は「自立すること」です。それがゴールです。

 自立とは、「自分で働くようになる」ということではありません。「なれる最高の自分になる」ことで、他者との関係性を自分の意志で、判断し、行動、主体的に建設的な人間関係が創れることです。
なんのための自立なのかというと、自分の目的、目標を設定して実現できるようになるためです。それには自律できるスキルが欠かせず、いくつかクリアするべきことがあります。

1自立できる


2自分と周りの人を自分と同じように肯定できること。つまり自尊心を持つこと。
 同じように他者が自尊心を持つことを尊重できる。

3感情表現ができる
 感情に邪魔されずに時間を使うことができる

4目標を設定できる
 計画(達成する手順)を組み立てられる。
 計画通りに実行し、調整できる。
 目標〜計画実行の過程で、阻害要因に我慢できる
 自分の伝えたいことを積極的に表現できる
 同じように周りの人が表現することを受け入れ尊重できる

(1)の自立させるには、(2)が条件です。
それによって(3)が可能になり(4)が可能になり、(1)が実現できます。
(3)と(4)は自立に役立つ条件です。
つまりゴールである(1)自立させるために、(2)が絶対に不可欠です。
これこそが幼児期に身につけることです。

ところが、ほとんどお母さんは、無我夢中で子育てをする内に、「(2)自尊心を持つこと。同じように他者が自尊心を尊重できる。」が出来ないようなことをついついしてしまいます。
「あなたはできない」とアグレッシブで否定的なメッセージを送ってしまうのです。こどもはアサーティブになれなくなります。

事実、こどもはできません。注意することが多くなるのは当然です。
注意しながらも、「あなたはできない」のメッセージを送らないようにするには、どうしてあげればいいのでしょうか?
行為に目を奪われずに、感情を傷つけない、徹底した配慮が欠かせません。
ほとんどのお母さんは、行為に注意はしても、感情を傷つけようと思っていないはずです。ところが行為を注意したつもりが、感情を傷つけてしまうのです。
自尊感情を傷つけ、自己効力感が乏しいと、こどもは成人しても自己否定的になります。

 こどもの自立心を育てるために、よい親とは、よい教師や、ほとんど動物がそうであるように、いつまでも必要とされるのではなく、こどもの目の前からいなくなっても、こどもが困らない親になることです。それには自尊感情、自己効力感が高く、自他肯定できる人に育てなければなりません。それが、親がこどもにしてやれるアサーティブな子育てのゴールです。

■子育ては自分育てです。

 お母さんは、子育ての目的つまりゴールを決めたらどのようにして辿り着くかを考えます。これが親にとって一代の一大プロジェクトの始まりです。

 もちろん子育ては母親だけでなく父親の参加も条件です。後々のことを考えると、おじいちゃん、おばあちゃんにも参加してもらうのがいいでしょう。
ゴールに対してみんなが同じイメージを共有していないと、トラブルのもとですし、相反することを教えられると、こどもが迷います。

みんなで、こどものゴールを応援してあげられるように、ゴールを共有しておきます。
とかくゴールのイメージは、「いい学校」「いい会社」が多いようです。
あるいは「成人すればいい。」もありですね。しかし、いい会社の絶対的な基準があるわけでなく、栄枯盛衰、いまはよくても将来はどうなるか分らないのが普通です。
こどもの考え、感情を無視して教育しても、性格が歪んでしまいます。

だからといって本人に任せたところで、思うような性格になるわけでもないし、勉強もしません。
それよりも自尊感情(自己肯定感)と目的を持てるこどもに育てましょう。自尊感情は育て方次第で身につくし、つかなくもなります。自尊感情がしっかりできていると、自分のやりたいことに集中することができます。早期に目的を持つことも出来ます。学問が必要なら勉強も自発的にします。自尊感情がしっかりしていると、結果的に成功は自然に後からついてくるようになります。

逆に、自尊感情が低いとなにかにつけて「自分なんかだめだ、自分にはできない」こんな気持ちに振り回され、ノン・アサーティブになり、なにかにつけて苦労します。学費の負担も大きくなり、コストパフォーマンスも悪くなります。

学校の成績も自尊感情を弱めてしまう原因になりますが、自尊感情が確かだと挫けません。学校に上がる前に自尊感情をしっかり持たせてあげると勉強もするし、自主的に好きなことも発見します。建設的な人間関係も創れる力を体験しながら身につけていきます。小学校に進む前に親だけがしてやれることです。

ゴールまでにいくつかの段階で、マイルストーン(小さなゴール)を設定してあげましょう。生後5ヶ月、10ヶ月、18ヶ月、3歳、5歳、12歳・・・というように小さなゴールをいくつも設定して、それぞれの小さなゴールを確実に達成するようにします。


福井の小学校


■マイルストーン
 
  マイルストーン(Milestone) とは、鉄道や道路等の起点からの距離をマイルで表した距離標識のことですが、その考え方を大きな目標やプロジェクトに応用したものです。
日本語でいう一里塚という言葉と似ています。
マイルストーンの方法は、達成したい大きな目標をいくつかの行程に区切ります。
各行程ごとに計画を立て実行します。

完了した行程の結果の検証をして、その必要に応じて次からの行程を修正し、新たな計画を立て再び実行する方法で目標達成を進めていくやり方です。
時間を必要とする大きな目標、プロジェクトは計画通りに進まないものです。
だからといって計画通りに進まないを常套句にすると目標の達成は不可能です。
そこで、計画を絵に描いた餅にしないために、障害発生を折り込み済みにすることが現実的だといえます。

その見直しの契機とするタイミングをマイルストーンに設定します。
つまり全行程から逆算した上で、目標達成上、必ず達成を厳守したい大きな節目をマイルストーンとしてスケジュールに設定するのです。
マイルストーンで見直し、思うようにいかない場合には、計画の調整によって行動することが余儀なくされます。

だからといって頻繁に計画を変更していると目標は空中分解します。
計画に則った行動ができて、遅延、未達が起こらないように、しっかりした計画を策定します。その上で狂いが生じないように、仮に狂いが生じても、遅延、未達が起こさず、乗り越えられるように、マイルストーンは念入りな計画をさらに念入りにする計画と考えてください。
子育ては大きなプロジェクトです。こどもが成長するにつれて家族その他の共同作業の色合いが濃くなります。

 目標、期限を成人までとして、成人式をプロジェクトの最終日とします。
全行程を成長のプロセスで区切りマイルストーンを設定し、さらに判りやすくするために、年度ごとに目標を設定しましょう。毎年の目標が達成できるようにしっかり計画を立てましょう。あせりは禁物。決して感情的になることのないようにしましょう。
 
  子育てはこどもをコントロールすることではありません。
こどもと共に親である自分が成長することで、自分も、こどもも、周りの人も、心底から肯定できるようになっていくことです。

マイルストーンは、スケジュールを円滑に進めるために欠かせない概念です。
以下は20歳をゴールにして成長のプロセスで設定したものです。

・0歳〜5ヶ月 安心認識の時期
・5ヶ月〜10ヶ月 親離れの芽生え
・10ヶ月〜18ヶ月 躾で行動の制約を知る
・18ヶ月〜3歳 自分の意見(イエス、ノー)を言う
・3歳〜5歳 親を真似る
・5歳〜12歳 境界を認識する
・12歳〜18歳 親離れ
・18歳〜20歳 自立●0歳〜5ヶ月 安心認識の時期

 最初の時期の目的は、守られている安心感の内に環境に慣れさせてあげることです。ですからお母さんの守ってあげるやさしい気持ちが大切です。言葉が分からない赤ちゃんとスキンシップで気持ちを伝えていきます。

 この時期の乳児は環境に慣れていく時期です。生まれたばかりの乳児にとっては五感から入ってくるすべてが不安です。母親の保護が頼りの時期で、母親の心からの愛情で、しっかりやさしく抱いてあげることが最大の対策です。
この時期に不安を与えると、環境順応に時間がかかるこどもに育ちます。保護者の五感への配慮が大切です。幼児が不安がるのは止められません。不安の材料を親が取り除いてあげることが親の自立です。


●5ヶ月〜10ヶ月 親離れの芽生え

 寝てばかりいた乳児が、ハイハイするようになります。
この時期の目的は、環境に対して安全、安心の内に行動で確認させて慣れさせてあげることです。

 幼児には、すべてが「不思議」の対象です。好奇心が旺盛で、触って確かめようとします。危険を心配して、触らないように注意しますが、本人の自由意志を阻害する注意の仕方は好ましくありません。触らない注意をするより、置かない注意をしてあげることが大切です。

 実は、これができるのが自立した親の特徴です。つまり相手を変えることはできないが、自分を変えることはできる。相手をコントロールせずに自分をコントロールします。こどもに注意するより、自分が注意することで、危険を除いておきます。
この時期から、躾の準備をします。躾は親に従うのが基本です。

●10ヶ月〜18ヶ月 躾で行動の制約を教える
 ハイハイからヨチヨチへ。行動範囲が広がり、こどもの世界は一気に拡大しますが、同時に危険も増えます。
 
  18ヶ月〜5歳の時期のこどもの基礎が作られる躾の時期です。
この時期の目的は、制約を教えるために、しつけによって、自分がアクションすれば何でも叶うという万能感をゆっくり排除します。
 育てやすい、自律できるこどもに育てるには、この時期に制約を教えて、自分の限界を教えておくことが肝心です。自分と他者は違う、人と人の間には境界があることを感じさせます。こどもを否定するのではなく、していいこと、してはいけないことをきちんと教えます。
 
  たとえば、親を叩いたりしますが、「痛い、そんなことをしてはダメ」と教えます。怒るのではなく、落ち着いた態度、表情で、真正面から言葉、表情、態度が矛盾しないしっかりとしたコミュニケーションをします。

かわいいからと、まだなにもわからないからと甘やかすと、万能感を持ったまま、制約も限界も知らない無軌道な大人になる可能性が潜んでいます。まだなにもわからないからきちんと教えておくのです。こどもは小さいときに教えておくほど、手間も労力も費用もかかりません。
 この時期に教えておかずに、3歳〜5歳の時期に教えようとしても、こどもも万能感を手放そうとしなくなり、わがままに主張するので、何倍もの労力がかかります。


●18ヶ月〜3歳 自分の意見(イエス、ノー)を言う

 この時期は、「自立」の基本が完成する大切な時期です。
この時期の目的は、アサーティブ(積極的自己主張)ができるスキルを身につけることです。それには自己主張を率直に認めてあげることが大切です。

 こどもは自分の好みやしたいこと、したくないことを主張します。こどもの主張にイライラすると親は自分の苦労を考えてしまい、こどもの意見を率直に受け入れず拒否したくなる場面も増えます。「そんなこと言ってはダメ」とこどもに押し付けます。しかし、それは危険な行為です。
 
  こどもの主張を率直に受け入れるようにします。食べたくないと言えば、率直に受け入れて、しこりを残さないようにします。冗談でもプンプン、ツンツンすると、こどもの気持ちは歪んでしまいます。親の立場では、まるでわがままなお殿様、お姫さまに映りますが、それでもOKです。

 この時期に教えることは、「自分の主張をしていい」ことです。ノーと言ってもいいことを教えます。それにはこどもの主張を受け入れてあげるのがいいのです。

但し、個人の主張と社会の制約を混同しないでください。社会の制約を冒すことは注意しないといけません。そのときには怒った表情で「ダメ」でなく「なぜダメなのか」「どうするのがなぜいいのか」を落ち着いて教えます。言葉が通じるかどうか心配するより、通じると信じて、正面から愛情を持って真面目に誠実に話すことが大切です。
真摯であればあるほど、言葉、言葉のトーン、表情、態度が一体になって届いていきます。


●3歳〜5歳 親を真似る

 男の子はお父さんの真似を、女の子はお母さんの真似をします。
この時期の目的は、情緒の安定です。それには父親・母親との間のバランスのとれたコミュニケーションが必要です。夫婦が力を合せて、厳格な父の心、保護的な母の心をしっかり教えるようにします。

 「三つの心」でお話したように、親の心には厳格な父の心、保護的な母の心があります。こどもたちは親の真似をしながら、親の心も学んでいきます。
厳格な父の心からは、自分を抑制する力を身に着けます。母親の保護的な心からは自然な自分を身につけます。(「三つの心」については「とんがるモチベーションの作り方 自分を好きになる作法」をお読みください)

この時期に、お父さんと接する機会が少ないと、厳格な父の心が身につかなくなり、やりたい放題になります。その分、お母さんがお父さんの役割をこなそうとして母性的な気持ちを抑圧すると、こどもは受容されていないと感じて、不安になります。両親の愛情ある関わりが必要な時なので、忙しくてもお父さんの育児参加を計画的に実行します。

 それが不可能な場合は、母性的な気持ちを抑圧せずに受け入れていることをたっぷり伝えながら、お父さんの役割を果たすようにしてください。
 
  結婚した後、厳しく支配的な妻になる女性がいます。しかし他者に対しては気がひけて主張ができないというアンバランスぶりで、これが同一人物かと目を疑うような人です。このような自立できない依存体質は、この時期に、お父さんと接する機会が少ない、あるいはお母さんの言いなりになっていたお父さんしか知らないのが原因です。父親から自律することを学んでいないのです。

 また、この時期、言うことを聞かないと、叱り飛ばす親を見かけますが、効果はありません。自律が身についていないので、聞いたふりをしているだけがほとんどです。注意しても効果がないのでイライラするし、一層激しく感情的に叱りますが、そんなことにならないように、「10ヶ月〜18ヶ月」の時期にしっかりしつけておきます。

学業は、小さいときに習慣化させておくと、大きくなったときも楽です。親の真似をするこの時期は、親も熱心に勉強し、スポーツするようにします。またボランティア活動に親が参加することも大切です。こどもの前での夫婦ゲンカや、テレビを見てごろ寝するようなことはやめてください。

●5歳〜12歳 境界を認識する
 
  「自立」を教え、自然に「自立」を受け入れさせるのが目的の時期です。
この時期には、自分と他者は違うことを教えます。その教え方は自分のことは自分でさせる。こどもが助けを求めないのに助けを出さないことが肝心です。

実は、こどもが助けを求めないのに助けを出してしまって子育てに失敗している親が多いのです。たとえば、学校から帰ってきたこどもに勉強しなさいと言うのが、それです。寝る前に歯を磨きなさいと言うのもそれです。

親がこどもの行動に関わると、自分と親は他者とは思えなくなります。自分のことは自分がしなくても親がしてくれると思います。何もしなかったら親が言うだろうと考えるようになります。これでは万能感が断ち切れません。

この習慣が大人になっても続き、会社に行けば、用があれば上司が言うだろう、家庭に帰れば、嫁がするだろうと考えます。自分と他者の境界がない依存体質がすっかりしみこんだ人間になります。
この時期に徹底して教えるべきは、自分のことは自分でする、助けが必要ならはっきり自分で助けを求める意思表示をさせます。
自分のことは自分にさせるには、自分の計画は自分で立てさせて、実行させることです。
親は、結果だけでなく、それ以上に様子(プロセス)を見てあげるようにします。

 

●12歳〜18歳 親離れ

 この時期の目的は選択と行動と結果の因果関係を理解させ、最適な結果が出せるように計画性のある行動ができるようにさせることです。
この時期は、境界の認識を深めさせることです。よくある「いい学校に入る」は親の問題でなく本人の問題です。本人が考えて選択〜行動できるように育てていく。それが自立のプロセスです。
自分の行動と結果の因果関係と自己責任が理解できるようにします。自分の選択と行動の結果への理解、選択は自分がしている認識を深めます。

その方法は、5歳〜12歳の頃とは格段に違います。5歳〜12歳の頃は強く言えば説得力もありましたが、この時期は反発するようになります。感情的な対応はますます混乱に誘うだけで、きちんと伝えたらきっと分かると強い信念のもと、穏やかで確信に満ちたコミュニケーションが功を奏します。

 「勉強しないとついていけなくなるよ」と勉強を催促しても、こどもは「大丈夫」と返事します。親にしたら、「大丈夫でない」と言いたいのですが、否定は口論になるだけで互いに感情的になるだけです。まず信じます。「それなら約束してください。今度の試験の点数が80点以下だったら、外出禁止にしますよ。いいですね」と感情的にならず毅然と落ち着いた口調で話します。
 もし80点以下なら、約束した通りにします。自由は良識と良心でできていることを教えます。責任をとれないようなら自由を語る資格がないことを教えます。

それでも、次回も同じようなことになるかも知れません。しかし大事なことは、親の言うことに言いなりに従わせるのではなく、因果関係を自分でマスターすることです。また同じ約束をします。
学業は、小さいときに習慣化させておくと、大きくなったときも楽です。


●18歳〜20歳 自立

仕上げの時期です。自立した成人として不足するライフスキルを発見して身につけさせます。ライフスキルは全般を通じて学んでいきます。

▼各スキルの重点期間。

コミュニケーションスキル
  0歳〜5ヶ月、5ヶ月〜10ヶ月、10ヶ月〜18ヶ月、3歳〜5歳
自己認識スキル 
  0歳〜5ヶ月、5ヶ月〜10ヶ月、10ヶ月〜18ヶ月、18ヶ月〜3歳
ストレス対処スキル
  0歳〜5ヶ月、5ヶ月〜10ヶ月、10ヶ月〜18ヶ月、18ヶ月〜3歳、3歳〜5歳
意志決定スキル 
  5ヶ月〜10ヶ月、3歳〜5歳、5歳〜12歳、18歳〜20歳
目標設定スキル 
  5ヶ月〜10ヶ月、5歳〜12歳、12歳〜18歳、18歳〜20歳、

日本の親は、幼い頃はかわいい、かわいいでうるさく言わずにいて、年齢が上がるとともに、うるさく言うように変わってきますが、その理由は「子育て」がいい学校、いい会社に入ることをゴールにしているからでしょう。

 しかし、正しい子育ての目的は「自立」であり、幼い頃の万能感を捨てて、自分の限界と>境界を知り、感情的にならず建設的な人間関係を作る力を身につけて、親から離れるスキルを身につけさせることです。

幼い頃に正しい躾をしておくと、手間も労力も費用もかかりません。大人に近づくほどうるさく言わずに尊重できるように育てます。


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■姑との関係

 姑の子育て参加は、親と姑がWIN-WINな関係になるのを目標にして乗り越える課題です。
 一般によく見受ける問題的な姑の態度は、依存傾向にある母親と酷似しています。つまり未解決な問題があり、寂しさや不安から、こどもに依存させることで、安心を得ようとするものです。これは自立の流れと真逆になるので、姑とは育児方針をしっかり相互認識してゴールを共有することが大切です。同時に姑の孤独感を払拭する対策も打ちます。夫の協力を得て基礎がためしておく必要があります。

 まず、自分と姑は別の人間であることを前提にします。つまり子育ての方針を明確に理解しあえるように話合います。

若い妻が、「私の考えを聞いてください」と言っても、「大丈夫、大丈夫、私は子供を育ててきたから安心しなさい」とこちらの意図に反した回答で遮断されてしまうことが少なくありません。
悪意があるわけでもないし、次元の違いを感じて、結局話してもムダだとあきらめて、好きにさせてしまうこともあります。結果的には不満から怒りを抑圧して断片的に「・・・しないでください」と苦情を言うことになり、関係性がこじれてしまいます。

 最初に我慢せずに、子育ての背景にある社会が変わっていることを前提に、現代の子育てを課題に話合うようにします。
また、自分が主体性を持って自由闊達に話し合える環境を作ることです。

 それには姑の感情を理解してあげることがなによりも大切で、その上で、子育てプロジェクトの一員として仲間に誘う込むことです。アサーティブに接することが出来るように、寂しさを孫で紛らわすことのないようにすることは有効です。
夫が親しみといたわりのあるコミュニケーションを深めることも大事です。姑の力を他のことにも積極的に使うようにすれば、寂しさも緩和でき、孫への関心を緩和できます。

 

■子育ては親育て
 

子育ては親と子のアサーティブな「自立プロジェクト」です。親は、自分がどれだけ自立しているかが問われ続けます。それに応えることが子育ての成功につながります。
「自分はいま、この子と一緒に戦っている。この子とWIN-WINを実現する」
自分ひとりで背負わずに、困ったときには助けを求めながら、一歩、一歩確実に歩むようにしてください。


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