| オリンピック
暮らしははシンプル。
それが難しくなる最大の要因は「人間観」にあります。
世界保健機構(WHO)では、「ライフスキル」生活に欠かせない10の技術の修得を掲げています。
意思決定能力、問題解決能力、創造的思考、批判的思考、コミュニケーション能力、人間関係の構築と維持能力、自己認識、共感する能力、感情を制御する能力、緊張とストレスに対処する能力。
これらの中核となっているのが対人関係能力、つまり自己主張する技術です。
自己中心な考え方と自己主張は全く違います。
コミュニケーション能力、人間関係の構築と維持能力、自己認識、共感する能力、感情を制御する能力などは自己主張する技術に大きな影響を受けています。
福袋はどうして売れると思いますか?
福袋には人を楽しくする仕掛けがあります。中身のことでなく販売の仕掛けです。
ただ袋に入れて、並べて売っているだけの福袋には興味が半減します。
人為的な仕掛けがあります。
多くの人は期待半分、失望半分、それでも買うのは、希少性があるからです。
限定100個とか希少性を訴えます。すると、人にとられるのはいや、自分だけが損をするのではないか?とあせったりしませんか?
最近、マクドナルドの業績が回復傾向にあるそうです。
その要因のひとつに「メガマック」のヒットがあります。
試しに昼食で食べてみました。
予想以上に人気があって供給が追いつかず数量限定だそうです。
店によって多少表現の違いがあるかも知れませんが、全国的にそういう調子です。
これもずいぶん嘘くさい。希少性を演出して購買意欲を高めている仕掛けのように思います。自分の勘ですが。
でも楽しいではないですか?それに乗ってみるのも楽しいと思います。
先日、テレビで東京オリンピックの苦労話を放送していました。
かって日本が占領していた国を、アテネから聖火リレーして日本に持ってくる計画です。
最後のランナーは広島に原爆が落ちた日に生まれた広島生まれのランナーです。
聖火リレーを計画したのは、日本水泳連盟の田畑政治氏
(たばたまさじ) 。
東京にオリンピックを招致した中心人物です。田畑氏は戦前から日本へオリンピック誘致に尽力。
戦後は、平和の祭典としてのオリンピック開催に再び尽力しますが、アジア諸国の根強い反日感情と対峙します。
田畑氏は、戦争被害を与えたアジア諸国を10万人の手でつなぐ大聖火リレーを計画します。
関係者の間では、諸外国の反応を考慮して、反対意見が続出したそうですが、田畑氏は、日本が世界、特に占領国に受け入れられるために頑として引かなかったのです。
「気配りから反対する人たち」を「卑怯者だ!」と対峙、実行しました。
その結果・・・・
アジアの沿道では、不安視された罵声ではなく、日本語での声援がランナーに浴びせられました。
国立東京競技場の聖火台に火をつけた最後のランナーは、原爆の日に広島で生まれたランナーでした、
その瞬間、秘本は世界中に、平和を願う国になったことを主張、世界は実感したのです。
この「演出」は。 原爆を落とした当事者であるアメリカからも絶賛されました。
さらに閉会式ではオリンピック史上前代未聞のハプニングが起こりました。
国別にに行進するはずが、和気あいあいと入り乱れて入場してきたのです。
過去は過去として、平和を大切にすると自己主張を恐れずに堂々と発信した結果です。
日本は東京オリンピックを通じて世界の人々の心を動かしたことによって国際社会に復帰、高度成長時代に基盤を作ったのです。
自己主張を考える上で、とっても参考になる話です。
自分は涙が止まりませんでした。
これと福袋やマクドナルドの話は全然レベルが違いますが、共通したものがあります。
正月、まだほとんどの店が閉まっているにもかかわらず、京都の駅ビルのなかに並んでいるファッション衣料店では、どの店もお客の女の子も店の女の子も元気で笑顔がこぼれていました。
マクドナルドではこどもも大人もサラダをシェイクしながら、笑顔がこぼれています。
オリンピックの笑顔と違って、刹那的な寂しさがないわけではないけれど、人を感動させる、笑顔がこぼれるようにする、幸福な気分にさせるという点で共通しています。
起業は生活者の心をよろこびの方向へ動かす によって大きな利益を得ていますが、演出の底にあるポリシーがあるか、ないか。それが一番問題ではないでしょうか?
大きな真実を伝えるために、小さな嘘が必要なこともあるのではないかと思います。
売れない、 儲からないという店は、嘘と真実の関係をよく考えてみてはどうでしょうか?
「これ安いですから、どうですか?」「キャンペーン中です。いかがですか?」
これでは売れません。 必要がないからです。
いいものであっても必要でないと売れない。よくなくても必要だったら売れます。
なにが必要なのかをしっかり知ることが大切です、
自己主張について間違った考え方をしていると知ることができません。
心ないマジメというのもあります。
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